今回は相手を不快にさせない会話『否定しないこと』についてお話しします。
恋愛初心者はおそらく会話で躓く方が多いと思います。
恋愛含め、人間関係では会話がつきもの。
でもなかなか上達せずに困ってる方は多いです。
今回の記事を見て一歩前に進んでいただけたらなと思います。
結論から話すと、相手の会話を否定しないことが大切だという事です。
会話も問題解決の基本を当てはめます。
「プラスの要素を付け足すよりも、先にマイナスの要素を消すこと。」
どんなに話が面白くても、イラッとさせたり、落ち込む気分にさせてしまったら、折角のいい部分がかき消されてしまいます。
そうならないためにも、まずはマイナスの要素を消しましょう。
先にお話ししますが、相手の会話を否定することはマイナス要素です。
会話で苦労している方はぜひ読んで自分のものにしてください。
人は自分が悪いとは思わない。
有名なデールカーネギーの「人を動かす」の最初の章に『盗人にも五分の理を認める』というものがあります。
ここに警官を撃って殺してしまった死刑囚が出てきます。
この方が電気椅子に掛けられるとき言った言葉は、「なぜ俺がこんな目に合わなくちゃいけないんだ。」
というものでした。
最後まで自分の過ちを認めることはなかったそうです。
油田汚職事件に携わっていていた方もそう。海軍用の油田を友人に貸与し大儲けした方がいました。
多くの国民の反感を買った方ですが、それでも自分に非はなかったと思っていたそうです。
これからわかることは単純に「人は自分を悪いと思わない生き物だ」という事です。
これはかなり重要です。
よほど向上心がある方や素直な人ではない限り、真っ向から自分の行為や考えを否定されたら、何かしらの理由をつけて、正当化します。
内容がどうであれです。
ご自身のことで考えて頂けるとわかると思いますが、見ず知らずの人に自分の服装・考え・過去の行動・ライフスタイル・趣味を否定されたら殆どの場合、嫌な気持ちになると思います。
髪型1つとってもです。
これは誰にでも当てはまります。
考えれば当たり前のことなのですが、これがあまり理解できていない人はやはり多いなと思います。
相手の会話を否定しない
人は自分の考えが正しいと思う生き物ですから、否定することは相手の自尊心を傷つけることです。
しかし、聞いてもないのに相手の話を否定し、自分の意見ばかり言う人が多いです。
否定することにより相手の女性との距離を作ってしまうのですから、かなりもったいないことです。
具体例を出します。
例えば相手の女性が職場の人の愚痴を言ったとします。
『Aさん嫌で嫌で仕方ないんだ。この間耐えられなくて返事無視ちゃったんだよね。』
ここで多くの人は、まずは否定から入りたがります。
さも自分が正しいかのように、男性であれば立派な考え方を誇らしげに披露するかのように。
・「人の悪口は言ってはいけないよ」
・「いくら嫌でも返事は人としてすべきだと思うよ」
・「嫌だっていうけど、世の中には嫌なことなんていっぱいあるよ。」
・「仕事なんだから嫌な人はいて当然でしょ」
…etc。
人は認めてもらいたいという欲求からとにかく話したがる傾向にあります。
無意識に相手の話に口を出してしまいがちです。
特に恋愛初心者の男性は女性にいいところを見せたいという気持ちが強く、相手の話を否定して正しい意見を述べる人が多いです。
厳しいことを言いますが、これでは異性でも同性でも、いい気分になる人はあまりいません。
シンプルに考えて、恋愛では相手の女性が「自分とまた会いたい」・「またこの人と話したい」と思わせれば勝ちです。
『自分の間違いを正してくれる男性なんだ。かっこいい。また会いたいな』と思うでしょうか?
それよりも否定されれば嫌な気持ちになり、とにかく自分の意見を正当化しようとする人がほとんどです。
口に出さなくても正当化します。
そうすれば一緒にいたいと思う気持ちもなくなりかねません。
もちろん会話はアドリブですし、人間関係はケースバイケースですから、一概に全て否定してはいけないとは言いません。
例えば本当に困っていてアドバイスを求めている場合は、相手の意見を否定しなければいけない時もあると思います。
しかしそうでない会話の場合、ほとんどは否定することによるデメリットが大きいです。
女性も男性も自尊心が傷つけられれば不快な思いをします。
そして心を閉じます。
ナンパやネットで出会った場合は、お互いのことを知りませんから、不快な感情を作ることはすぐに連絡を切られる原因にもなります。
なのでまずは、「人間というものは自分の意見を正しいと思う生き物だ」ということを認識していただければなと思います。
相手の会話を否定してこちらが正しいことを言っても、尊敬の念を覚えることはまずないと考えた方がいいです。
まずは相手の話を聞いてみるというスタンスが大事です。
人は心を開いた時、自分の失敗を話す時がある。
否定しないでほしいと話しましたが、まだ続きがあります。
人は相手に心を開いた時、自分の過去の過ちを話す時があるという話です。
恐らく経験があると思いますが、信頼している先輩や友人、家族には自分の失敗談を話したくなる時があると思います。
「自分を認めてもらいたいと思う気持ち」からこのような行動に出ます。
男女間でもよくあります。
相手の女性がこちらに心を開いた時、過去の過ちを話す時があります。
・浮気経験
・自分の短所
・今までの恋愛失敗談
…etc。
失敗談ですから、もちろん共感したり肯定したり出来ない内容であることが多いです。
浮気を例にとります。
普通、目の前の女性に好意を持ってるのに、浮気経験に対して共感も肯定もできる人はあまりいないと思います。
・共感したら自分も付き合った時浮気されるのではないか
・共感したら自分も浮気する人だと思われるのではないか
・そもそも浮気相手に嫉妬してしまう
……etc。
色々な考えがあると思います。
こういう時、何故俺に浮気経験なんて話すんだ?と思う気持ちがあるかもしれません。
しかし、これは相手の女性がこちらに心開いている証です。
なので同じように否定しないでほしいなと思います。
否定すれば開きかけた相手の女性の心は閉じます。
また、相手の女性が自分の失敗を受け入れてくれるのか試している時もありますから、相手を否定することは大きな失敗になりかねません。
無理に共感したり肯定する必要はありません。
その前にまずは相手の価値観や失敗談を否定しないでいただけたらなと思います。
まずは相手の話を聞くこと
人は失敗もたくさんしますし、価値観も人それぞれ。
あなたにもあなたの価値観があると思います。
自分の価値観を押し付けたり、人の価値観を否定するのではなく、『まずは聞いてみる』というスタンスを取ってほしいなと思います。
否定しないと言う事は、相手の話を聞くという事です。
多くの価値観に触れることで、自分の偏見が取り除かれたり、視野が広がったりとメリットはたくさんあります。
自己成長もかねて「相手の話や価値観を否定せず聞く」というスタンスを取っていただけたらなと思います。
そうすればあなた自身の成長にもつながりますから。
魅力的な男性になる一歩だと思って実践していただけたらなと思います。
うまくいくように応援しています。